【状態】C: 表紙スレ, 冊子歪み等
ウィルヘルムの作品群は、グロテスクでありながら非常に想像力豊かなイメージによって特徴づけられています。それは一見無邪気で子供のような幻想ですが、どこか微妙に違和感を伴うものでもあります。
本書は回顧展の開催に合わせて出版され、ウィルヘルムのファッションデザイナーとしての活動やコレクション、カールステン・フォック、ビョーク、オラフ・ブロイニング、ニコ・クレブスといったアーティストたちとのコラボレーション、そしてアントワープのModeMuseumでの展覧会に焦点を当てています。
彼もウォルター・ヴァン・ベイレンドンクから強い影響を受けたデザイナーの1人で、こちらの本も彼独自の自由な精神を体現しており、尊いデザイナーの1人です。(山縣良和)