flotsam books（フロットサムブックス）

フィンランド出身でブエノスアイレスを拠点に活動しているフォトグラファー、Henrik Malmström（ヘンリック・マルムストロム）の作品集。本書は4年の月日をかけてハンブルグのセント・ジョージ地区に数あるカクテルバーでの出来事を記録した一冊。土地開発や路上売春の禁止により凄まじく変化を遂げ、荒廃したセント・ジョージ地区のバーの今は亡き活気、そして余響を写しだしている。 本作品の制作にあたり、作者は実際にバーに通い詰め、常連や働いているバーテンダー達との親交を深め、孤独にバーで飲む人々を捉えている。世間は彼らをハンブルグの街の恥、負け犬と呼ぶ一方で、誰にも邪魔されずにバーで飲み暮れるセント・ジョージ地区の人々の温かさと生き方が伝わってくる。

Pablo Ortiz Monasterio（パブロ・オーティス・モナステリオ）による「AKADEMGORODOK（アカデムゴロドク）」です。「アカデムゴロドク」とは、ロシア語で「アカデミーの町」の意味であり、日本で言えば、研究学園都市、学術都市に当たる計画都市である。ロシア科学アカデミーによって１９５８年に設立され、核物理のブドカー研究所として知られている機関は、何十年もその分野のパイオニアでした。まだ科学研究の重要な中心地であるアカデムゴロドク今日の一部を紹介しています。

イギリスの写真家 Peter Mitchell（ピーター・ミシェル）の写真集「 Some Thing means Everything to Somebody」です。「SOME THING MEANS EVERYTHING TO SOMEBODY」は、風景の中で際立って感傷的な対象の中に超現実的な象徴としてのイメージを織り込む事により、時間の経過を記録します。案山子とパーソナルな物の組み合わせは、風変わりでエキセントリックな光景を強調する事で、平凡で日常的な光景が、特別な光景となり、奇妙で素晴らしいものに変わります。それはリテラルと寓話の両方のドキュメンタリーです。蓄えられて来た物事が、時系列にピーターの人生を叙述しながら、くすんだ空と、空の中の顔の無い案山子が、荒涼とした牧歌的な感性に繋がります。

20世紀半ばに建築家、デザイナー、写真家等多岐にわたり活躍したアーティスト Carlo Mollino（カルロ・モリーノ）のポラロイド写真集「Polaroids」です。１４年間にわたりトリノのスタジオで行われた魔法のような超現実的なポラロイドイメージをまとめています。20世紀半ばに建築家、デザイナー、写真家等多岐にわたり活躍したアーティスト Carlo Mollino（カルロ・モリーノ）のポラロイド写真集「Polaroids」です。１４年間にわたりトリノのスタジオで行われた魔法のような超現実的なポラロイドイメージをまとめています。

ポーランドの写真家 Rafal Milach（ラファウ・ミラハ）の写真集「The Winners」です。この本は、ヨーロッパ最後の独裁者とも言われるアレクサンドル・ルカシェンコが大統領を務める国、ベラルーシ当局がサポートするさまざまな州および地方コンテストの優勝者に捧げられています。これは、ベラルーシ当局が独裁国家を維持する為に開かれている様々なコンテストの勝者のポートレートを撮っているという体を装ってはいるが、実際にはそれらの人たちや物を撮る事によって、その独裁政治への皮肉になっているらしい。様々なコンテストも、警察官、ナース、図書司書、双子、軍人や、ジャガイモ、ジェニファー・ロペスに似てるとかまで、もう訳わかんない感じ。様々なポートレートが並ぶ一見するとなんという事は無い写真集に見えるが、図版の上部のみページに貼付けられており、図版を捲ると何の写真か簡単な説明が書いてある凝った造りになっています。表紙のテキストはルカシェンコ大統領が2004年に大統領の多選を禁じる憲法の改正を行った時の条例文が、裏表紙には愛国ラップの歌詞が書かれている。

オランダのグラフィックデザイナー Karel Martens（カレル・マルテンス）のオランダのRoyal Academy of Arts で開催された展覧会にあわせて刊行された作品集「Reprint Karel Martens」です。

アメリカの写真家 Aaron McElroy（アーロン・マッケロイ）の写真集「NO TIME」です。フランスの出版社Edition bessardのZINEシリーズ「ZINE COLLECTION」の第２５号。プリントとナンバー入。

サンクトペテルブルクの写真家 Gregori Maiofis（グレゴリ・メオフィス）の普遍の真理に焦点を当てた写真の継続的なシリーズ「Proverbs」です。サル、イヌ、ライオン、巨大ヒグマ、象 など、訓練を受けたサーカスの動物を使用し、人為的または文化的な情報の存在しない設定で、彼はイメージの核心に触れる痛烈な視覚的を提供します。

フランスの写真家 Pierre M?rim?e（ピエール・メリメ）の写真集「Intifada Rap」です。 Pierre M?rim?e（ピエール・メリメ）と Jacques Denisは2006年の旅でパレスチナ紛争後の世代を描きます。パレスチナ最初のHIPHOPグループDAMのフォロワーである、若い世代、MWRのMahmoud Shalabi、Arapyotの女の子、Said Mourad、最初のインティファーダの声など。パレスチナ、イスラエル、アラブ・イスラエル、ヨルダン...それぞれがアイデンティティが壊れた複雑な現実を具体化します。

ニューヨークの写真家 Paula McCartney（パウラ・マッカートニー）の写真集「A Field Guide to Snow and Ice」です。この本は冬の認識の写真家の解釈です。このシリーズは降雪や野生の花、凍った滝や石筍、雪だまりと石膏砂の山のイメージだけでなく、他の氷のような形態を含み、自然の構造を探求し、再解釈するために、ミクロとマクロの両方のレベルで複数のアイデアを参照します。