flotsam books（フロットサムブックス）

アメリカ人写真家 Peter Beard（ピーター・ビアード）のフォトコラージュなどの日記を集めた作品集です。

イギリスの写真家 Glen Luchford （グレン・ルックフォード ）の写真集「PRADA 96-98」です。

「The Radiant Screen」は、シベリアの中心部に隠された閉鎖都市「Zheleznogorsk（ゼレズノゴルスク）」についてのプロジェクトです。
ゼレズノゴルスクは、ロシアにある12の（いまだ）閉鎖都市のひとつです。1950年代初頭、軍事科学研究のための極秘施設として設立され、芸術的なマスタープランに基づきユートピア都市として設計されました。
秘密都市として、ゼレズノゴルスクは公式に存在せず、地図にも載っていません。ソビエト連邦崩壊後、住民の投票により、世界との距離を保ち、「閉鎖的」であり続けるかどうかが決められました。
「The Radiant Screen」は、Ine Lamers （イネ・ラマーズ）がさまざまな人々と協力し、それぞれの参加者が夢のさまざまな側面を反映させた証拠の集まりです。ラマーズは、証拠、口頭での説明、証言、記録文書を集めました。
この出版物は、彼女自身の写真や制作された録音と組み合わされ、ギャップや不具合で論争に満ちた「地上最後の社会主義パラダイス」の物語を重層的に表現しています。

「The Master and the Giant」（1980年、70分）は、ドキュメンタリーとフィクションの間の映画で、創造に伴う対立をテーマにしており、ある神は地球を創造し、別の神はそれを破壊して、別のより良い世界を作ります。神話と現実が交錯し、アムステルダムの廃墟に住む男女の世界と、チュニジアの砂漠の奥地での生活が描かれます。
本書は、オランダのドキュメンタリー映像作家、作家、 写真家として活躍した Johan van der Keuken（ヨハン・ファン・デル・クーケン）による本作の脚本（手書きとタイピングによる完全な絵コンテ）を統合編集したものです。

「舗装されていない道のカーブを曲がると、湾に面していて見渡す限りの海が広がっていました。初めて行ったのに、この景色はよく分かっていました。」
本書は、Ari Marcopoulos （アリ・マルコポロス）がKara Walkerとともに、ロバート・フランクとその妻ジューン・リーフの住むノバスコシア州のサマーハウスを訪ねたときの光景です。
まるで巡礼のような気分でした。ロバートはその1年後、2度目の訪問の直後に他界します。この2回の訪問で、アリが撮影した親密な写真を紹介します。
「Ainsi soit-il 」は、ロバートがアリに教えた言葉（フランス語）であり英語で「So be it 」という意味です。
サイン入リゾグラフプリントが入った限定版。

Sam Contis （サム・コンティス）の『Deep Springs』のイメージは、シエラネバダの東にある人里離れた砂漠の谷で制作されました。
1917年に教育界のパイオニアであるL. L. Nunnによって設立された男性だけの小さなリベラルアーツカレッジが作品の中心となっています。
この大学とその周辺を舞台に、コンティスは神話、場所、男性的アイデンティティの構築について探求しています。ハリウッド、マスメディア、そしてアメリカの写真史が集団心理に刻み込んだアメリカ西部という不変のイメージに、新しい写真と100年前の大学の最初の学生たちが撮った写真を組み合わせた「Deep Springs」は関わっているのです。

本書は、無名のアーティストによってカスタマイズされ、再加工されたレコードスリーブの膨大なコレクションを紹介しています。
オリジナルのジャケットをインスピレーションの源として、これらの親密なアマチュア作品は、図像学とポップミュージックの歴史の中で見過ごされてきましたが、幅広い音楽がカバーされ、ほとんどすべての大陸の広い視野を提供します。
Patrice Cailletは演劇、ダンス、音楽のプログラマーであり、Anla CourtisことAlan Courtisは音楽家、作曲家として知られています。

Harold Strak （ハロルド・シュトラック）は、カメラを自作し、フィルム素材を用意し、ほとんど科学的で技術的に完璧な方法で写真に取り組んでいます。
彼は作品の中で時間の痕跡を実験し、それによってコントロールと偶然の間の緊張を露呈させています。
「Verdigris」は、古いプラタナスの日常的なイメージ、ガラスやその他の表面の痕跡や遺物など、最近の作品と初期の作品が、街の景色と交互に配置され、その後、高品質の印刷インクと紙に統合されるという、連想的な視覚物語を提示します。
タイトルは、銅、真鍮、青銅の表面に形成される緑色または青みがかった沈殿物、特に炭酸銅にちなんだものです。

イタリアのアーティスト Isabella Ducrot （イザベラ・デュクロ）は、その芸術的キャリアにおいて布を愛することで知られています。
「Stoffe」は、イザベラ・デュクロのテキスタイルへのオマージュであり、これらのアンティーク・テキスタイルは、主にトルコ、インド、中国、チベット、アフガニスタンなどアジアを旅して得た布の個人コレクションのカタログでもあります。デュクロは、その構造に魅了され、これらの布の横糸からインスピレーションを得ています。

Peggy Nolan（ペギー・ノーラン）の写真集「JUGGLING IS EASY 」です。
南フロリダの母親が、一人で7人の子供を育てながら、その一挙手一投足を写真に収めている様子を不思議に思ったことはありませんか？

40歳で写真を始め、79歳にして初めての写真集。

「最初は何をやっているのか全く分かりませんでした。でも、家の前の木の葉越しに写真を撮ったとき、突然、これが私のやり方だ、これが私の見せ方だ、と何となくわかったのを覚えています。それは天性のものでした。」