【Photographs by】Hiroshi Sugimoto(杉本博司)
【出版社】森美術館 2005年
【装丁】Softcover(ソフトカバー)
【ページ】368 pages with col. illus.
【サイズ】28.5 x 26.3 cm
【状態】C: 表紙スレ, ヨゴレ, ページシミ, ヨゴレ, 背シワ, 角捲れ等
Hiroshi Sugimoto(杉本博司)のイメージは時間と空間を凍結させ、私たち自身の視覚の働きを明らかにします。
彼の初期の写真は、20年代から30年代にかけて建設された退廃的な映画館のイメージでした。上映されるフィルムの長さに合わせて写真の露光時間を調整することで、真っ白なスクリーンの幻想的なまぶしさ、つまり純粋な光に包まれた劇場内を表現しました。
次に杉本が始めたのは、陸地から海を撮影するという作品群です。
世界中を旅して撮影した写真は、地理的な背景はまったく異なるにもかかわらず、一見すると同じで、わずかな違いがあるように見えます。
また、エンパイア・ステート・ビル、ル・コルビュジエのノートルダム大聖堂礼拝堂、安藤忠雄の光の教会(大阪)など、ランドマーク的な建築物をピンボケで撮影したシリーズもあります。
本書は、上記のプロジェクトを含む杉本博司の全作品のモノグラフィックな回顧展です。