【Photographs by】Masako Tomiya(冨山昌子)
【出版社】Chose Commume 2017年
【装丁】Hardcover(ハードカバー)
【ページ】80 pages with 38 photographs
【サイズ】27 x 22 cm
【状態】B-: 表紙スレ, 少歪み
冨谷真子(Masako Tomiya)は、青森県出身の写真家です。
長年東京で暮らしていましたが、ある日、故郷の近くに住む妹と義姉がどちらも妊娠したという知らせを受けました。このニュースがきっかけとなり、彼女のシリーズ《Kito》が生まれました。本作は、アイデンティティ、家族、継承、そして時間の流れについての考察を映し出しています。
「Kito(帰途)」は日本語で「帰路」「故郷へ帰ること」を意味します。一方で、この言葉を逆にすると「Toki(時)」となり、まったく異なる意味を持ちます。冨谷はこの二重の意味を巧みに取り入れ、詩的な視点で本作を展開しています。
彼女の写真は、自然とその四季の移ろいに対する静かな瞑想とともに、女性を通じて人間の営みを表現しています。自身のセルフポートレートを撮影しながら、母、妹、そして生まれたばかりの赤ん坊たちの日常を捉えることで、時間の経過とともに変化していく「故郷」という概念を探求しています。