【Photographs by】Martin Bogren(マーティン・ボグレン)
【出版社】Atelier EXB 2022年
【装丁】Hardcover(ハードカバー)
【ページ】96 pages with 51 B&W and color photographs
【サイズ】25.5 x 19 cm
【状態】A: New
架空の都市をさまよう「Metropolia」は、謎めいた出会いに彩られた夢のような散策へと観客を誘います。
都市空間は断片的に理解され、そこを横切るシルエットの上に推測されます。
霧、爆発した粒、時に飽和した光、灰色の影、冷たい青や暖かいオレンジと戯れるモノクロームカラー、Martin Bogren(マーティン・ボグレン)の視覚体験は敏感になっています。
写真集のインタビューで「色を使うことは自分自身への反抗であり、まったく新しいことができるかどうかを確認するための手段でした。モノクロでは、自分がやっていることを少し知りすぎてしまっていたのですが、カラーは外国語のように少しずつ覚えていったのです。でも、実を言うと、私のカラーイメージはとてもモノクロなんです。」と本人が語っています。
親密さをとらえ、もろさを表現し、物事の無常を示す、マーティン・ボグレンの映像世界は、世界のイリュージョンを明らかにします。彼のイメージは、溶けていく現実をその表面に写し出しますが、写真家の芸術は極限まで、こっそりとそれを捉えることができるのです。