『69/96』は、2014年にスイスのアーティスト Fredi Fischli(フレディ・フィッシュリ)とNiels Olsen(ニールス・オルセン)、そしてアメリカのキュレーター Bob Nickas(ボブ・ニッカス)によってスイスで開催された同名展覧会を記録した本です。
『69/96』は『69』と『96』の二つの展示によって成り立ちます。『69』は、Bob Nickasがセレクトした、彼がアートの世界に足を踏み入れた頃である1969年の作品群を展示し、『96』はFischliとOlsenがセレクトした、彼らがアーティストとしての活動を始めた頃である1996年の作品群を展示しました。本書において、この3人のキュレーターたちが個人的なものであると同時にアートの歴史でもあるそれぞれの展示について、世代を挟んだ対話をすることによって、私たちにアートの歴史はある意味人生の生きた本質が反映されるべきものだということに気付かせてくれます。
本書の左ページは、1991年にNickasがゼロックスコピーで制作したカタログが掲載され、右ページと見開きには2014年に開催された『69/96』の展示の記録が掲載されています。
【出版社】Edition Patrick Frey 2015年
【装丁】Softcover(ソフトカバー)
【ページ】136 pages with col. and monochro. illus.
【サイズ】28 x 21.5 cm
【状態】A : New
この1991年と2014年の展覧会にて展示されたアーティストは、Richard Artschwager(リチャード・アーツシュワガー)、 Larry Clark(ラリー・クラーク)、河原温、Bruce Nauman(ブルース・ナウマン)、Albert Oehlen(アルバート・オーレン)、Meret Oppenheim(メレット・オッペンハイム)、Sigmar Polke(シグマー・ポルケ)、Gerhard Richter(ゲルハルト・リヒター)、Ed Ruscha(エド・ルシェ)、Andy Warhol(アンディ・ウォーホル)、Karlheinz Weinberger(カールハインツ・ヴァインベルガー)、 Lawrence Weiner(ローレンス・ウェイナー) 等々。