flotsam books（フロットサムブックス）

アントワープを拠点にする写真家 Ronald Stoops（ロナルド・ストゥープ）の写真集「work ronald friends」です。

ドイツの植物学者、教師、写真家の Karl Blossfeldt（カール・ブロスフェルト）の写真集「Karl Blossfeldt Meisterwerke」です。
カール・ブロスフェルトは植物写真の先駆者ですが、彼が植物の世界に興味を持ったのは、当初は教育的な意味合いが強かったようです。
生物学的な必要性から生まれた芸術的ともいえる植物の構造に魅せられた彼は、写真を撮ることで自然の形を見て比較することができ、有益な教材になると考えたのです。
ブロスフェルトは自作のカメラで植物のサンプルを集めて撮影し、最大45倍に拡大しました。1898年頃からは、授業で主に視覚資料として使っていた約6,000枚を撮影しました。
Art Forms in Nature(1928)およびArt Forms in Nature,Second Series(1932)として出版されたブロスフェルトの写真は、当時のアートに永続的な影響を与え、シュールレアリストとニュー・オブジェクティビティの両方のムーブメントに熱狂的に受け入れられました。彼の本は一夜にして彼に名声をもたらし、今でも芸術と写真の歴史におけるランドマークと考えられています。

Isa Genzken（イザ・ゲンツケン） と Wolfgang Tillmans（ヴォルフガング・ティルマンス）のリュドウィッグ美術館での展示でに合わせて刊行されたカタログです。

風景写真の達人であるMichael Kenna（マイケル・ケンナ）の写真は、ほとんどはかない世界を映し出しています。
その一つは、透明な光が神秘的な自然を包み込み、遠くには島や川、さらには山頂までもが浮かび上がっています。
「私のすべての作品には、記憶、時間、変化と何らかの関係がある、ある支配的なテーマがあります。」
鳥は頭上を飛び、フリースのような空に浮かんだ架空の人物を追跡し、枝の上で休んだり、かすんだ水の上を優雅に飛んだりします。飛行が中断され、一定の時間内に停止した瞬間、それは凍結され、不変です。

ラテンアメリカの写真家の主要人物であるGraciela Iturbide（グラシエラ・イトゥルビーデ）のアプローチは、ドキュメンタリーと叙情的なものを組み合わせたものです。中心から外れた構図、グラフィック効果、重い影が、奇妙な感覚と厳しい現実感が組み合わさった詩的な世界を作り出します。

スケートボーダーでアーティストのJerry Hsu（ジェリー・スー）は、2009年に自身のブログ「Nazi Gold」をスタートさせ、友人や見知らぬ人の写真、道端の珍品など、仲間や一般の人たちとすぐに共有する価値があると思われるものを集めてきた携帯電話で撮った写真を集めてきました。
それから数年の間に、このサイトは視覚的な記録の練習から、Hsuの芸術的センスと才能の両方の独特なヒステリックな体現へと成長しました。
私たちの文化の高低を行き来する旅を記録しながら、Hsuの作品は、海賊版のTシャツやトイレの露店の落書きから、予期せぬ真実や、ときおり起こる人類の驚くべき瞬間まで、あらゆるものを捉えています。
私たちの現代世界の奥深い皮肉を、間違いなく創造的で、際限なく巧妙に綴った年代記「The Beautiful Flower Is the World」は、Hsuのブログ写真の中から最高のものを集め、魅力的で没入的な全体を作り上げています。

BARONESSの第2弾は、ゲストエディターにDONATELLA VERSACE（ドナテラ・ヴェルサーチ）を迎え、パフォーマンスアーティストのSarah Baker（サラ・ベーカー）によって執筆され、視覚化された写真付きの絵本とロマンチックな小説の世界を訪れます。

ドイツ出身、主にフランスで活躍した前衛美術運動のひとつアンフォルメルの中心的画家 Wols（ヴォルス）の写真作品をまとめた１冊「Wols Photograph. Der gerettete Blick」です。（ドイツ語版）

写真家 東松照明は1930年名古屋市生まれ。愛知大学経済学科を卒業後、岩波書店に入社し写真文庫の担当となるが2年で退社しフリーの写真家へ転身します。1958年第1回日本写真批評家協会新人賞受賞。1959年アサヒカメラに横須賀の写真が掲載され大きな反響を呼びました。千歳、三沢、横田、佐世保、沖縄など戦後米軍基地が残った町を撮影したシリーズは「チューインガムとチョコレート」と呼ばれ、東松の重要な作品群となっています。

日本の写真家 細倉真弓（Mayumi Hosokura）の写真集「CYALUM」です。