flotsam books（フロットサムブックス）

メキシコの写真家 Pablo Ortiz Monasterio（パブロ・オーティス・モナステリオ）による「Montana Blanca / White Mountain」です。写真作品の集合体である本書は、不確かな起源を持っていました。私たちの先祖の矛盾した記憶、「古代人」、火山や巨人、神話や伝説の中に生きていた時代の痕跡を現代に発見します。塗られた壁、陶磁器、カレンダー、キーチェーン、ドラム、灰皿、一般的にみつけることの出来る雑多な表面。ものの形、スタイル、使用される材料、使用されている方法は、明らかに私たち民族の顔を反映しています。

2013年のファースト写真集「 Ultimate Clothing Company 」は直ぐに売り切れた注目のフォトグラファー Alasdair McLellan（アラスデア・マクレラン）の写真集「Ceremony」です。今作では他の多くの国とは異なり、単に儀式のためではなく、戦闘の長い歴史を持つ 王立騎馬砲兵・国王中隊 (King's Troop, Royal Horse Artillery) 、英国近衛軍楽隊（The Coldstream Guards）、近衛騎兵隊（The Household Cavalry）をフィーチャーします。このシリーズは、2006年8月にArena Homme Plus magazineでの撮影のため、これらの部隊と写真家による初のコラボレーションからちょうど１０年になり、マクレランの最も大切な写真プロジェクトのひとつです。

Boris Mikhailov（ボリス・ミハイロフ）の写真集「Diary」です。

スペインのアーティストChristina de Middel（クリスティナ・デ・ミゼル）の作品集「MAN JAYEN」です。

ポルトガルの写真家 Nuno Moreira（ヌーノ・モレイラ）の写真集「ZONA」です。ZONAは、非表示と詳細について、名前が無いもの、見えないものの視覚化の過程、鏡について、単語と熟語について、未知の光がもたらすものについて、夢について、今はなくなったものについて、見ることが出来るが、把握出来ないものについて。始まりと弔いについて。身近の恐ろしいものについて。肉体の限界と内なる空間について。不可解な詩と沈黙のシンプルさについて。反体制と不条理について。裏返しに着ている事についてです。
小さい写真集に収められた写真は控えめで静かで、緊張感に溢れている気がする。添えられた文章もとても良い。

L.A.をベースにする写真家 Dennis McGrath（デニス・マグラス）の写真集「HEAVEN」です。
被写体は90年代のはじめに16歳でプロスケーターとしてのキャリアをスタートさせたLennie Kirk（レニー・カーク）。彼は怖いもの知らずで、無敵の反抗的な子どもで、彼の手の届かないものは無いように見えました。
彼がトラックにひかれた時、彼はまだ18歳でした。ボードは壊れてしまったけれど、それ以外は無傷でした。彼は歩き去り「神を見つけました」。「saved（救われた）」後、彼は色々とさらに狂っていたとしても、彼の反抗的でふざけた態度は全く違っていませんでした。彼の情熱は、狂っていて、危険であり、しばしばトラブルに彼を巻き込みました。「saved（救われた）」、ことは彼を「save(救う）には十分ではありませんでした。
レニーは現在、刑務所で13年の刑に服しています。それは彼の第二の人生です。文字、写真、うつろいやすさの強烈なコレクションで、マグラスは、レニーの人生の反抗的な生き方を通して、視覚的な旅に私たちを誘います。

オランダのアーティスト,デザイナーのChristien Meindertsma（クリスティン・メンデルツマ）の作品集「Bottom Ash Observatory」です。世界で最大かつ最もエネルギー効率の高い廃棄物からエネルギープラントの見学を通して、クリスティンは都市の固形廃棄物の焼却によって残る黒ずんだ残留物に興味をそそられました。彼女は生のボトムアッシュ（焼却によって炉の底部から排出される燃えがら,主灰）25kgのサンプルを使用し、それらの貴重な再利用可能な亜鉛、アルミニウム、銅、および銀など、彼女の手で、多くの物質の収集に成功することにより、この資源の豊富な特性と汎用性を証明します。クリスティンは驚くべき科学研究の徹底的に正確なプロセスのすべてのステップを記録するためにMathijs Labadieに依頼しました。

2011年に出版されたアンダーグラウンド・レイヴ・シーンを紹介した「Out of Order: A Photographic Celebration of the Free Party Scene」に更に新たに４つのイベントと未発表の写真、Tom Hunterの序文を加えてニューエディションとして発表されたMOLLY MACINDOE（モリー・マッキンドー）の写真集「 OUT OF ORDER : THE UNDERGROUND RAVE SCENE 1997-2006」です。
Molly の写真は、ロンドンの荒廃した工業団地から東ヨーロッパの畑や森林まで、文化と人の旅を描いています。彼女は、シーンのコミュニ ティ、カルチャー、スペースをたびたび祝う形で提示し、核心にある人々の物語を伝えます。

アメリカの写真家 Andrea Modica（アンドレア・モディカ）のLarry FInkのキュレーションによる未発表の作品をまとめた写真集「AS WE WAIT」です。

フィンランド出身でブエノスアイレスを拠点に活動しているフォトグラファー、Henrik Malmström（ヘンリック・マルムストロム）の作品集。本書は2011年から2014年にかけて、ハンブルグに滞在していた期間に自身の部屋から見えるセント・ジョージ地区の近所をありのままに撮影した写真をまとめた一冊。 土地開発や路上売春の禁止法の執行の強化に伴い、変わってゆくセント・ジョージ地区の通りの終焉を記録している。まるで監視カメラで撮られた映像のような効果を出すために敢えて安いデジタルカメラを使用し撮影された写真の細かい粒子は、今までにない抽象的な美しさを醸し出している。