flotsam books（フロットサムブックス）

Gerda Taro（ゲルダ・タロー）は先駆的なフォトジャーナリストであり、戦火の中で写真を撮った最初の女性であり、27歳で早すぎる死によって絶たれたその遺産は、ほぼ独占的にスペイン内戦の最前線で撮影された写真で構成されています。
タローの写真は、戦争写真の歴史において極めて重要な瞬間の記録としてあまり知られていませんが、彼女は伝説的なフォトジャーナリストであるロバート・キャパと共に働いており、キャパは彼女の写真のパートナーであるだけでなく、恋人でもあり、ふたりは密接に協力しました。
本書は、タローの写真の大規模なコレクションとして初めて出版されました。

2010年にGagosian galleryで開催されたドイツの写真家 Andreas Gursky（アンドレアス・グルスキー）の展示に合わせて刊行された写真集。
これらの新しい作品で、グルスキーは、写真家が現代生活についての写真を単に撮るのではなく、作成または構築し、壮大な絵画のスケールで制作できることを実証しています。
前世紀の歴史画家たちが日常生活の現実の中に主題を見出していたのと同じように、彼は直接、あるいは毎日のメディアでの地球規模の現象の報道を通じて、世界の人類を観察することにインスピレーションを求めています。
結果として得られる写真は、写真と絵画、経験的観察と芸術性、概念的な厳密さと自発性、表現と抽象の間の大胆かつエッジの効いた対話から派生した形式的な一致を持っています。 「生命の百科事典」を作成するという目標を追求するため、グルスキーの世界観は、現実の流動と形而上学的反省の静けさを融合させます。

植田正治（1913-2000）は、日本海に面した鳥取という出生地に深く愛着を持ち、作品の大部分の背景としてそこを活用しました。
植田は、静止した冒険家であり、四季を通じて風景を形作る砂丘を絶え間なく探検しました。彼の鋭い眼は、彼の周りのすべてに引き寄せられました。世界地図、風になびく麦畑、ローラースケートを履いた少年、妻・紀江の優美な姿......放浪の旅に出ていないときは、季節の果物や不釣り合いなオブジェの静物写真を作成し、あちこちで見つけた小さな宝物を集めました。

この出版物は、彼の作品に捧げられた初の3か国語のモノグラフで、白黒とカラーの多くの未公開写真を収録しています。

日本の写真家 金村修（Osamu Kanemura）の写真集「SPIDER'S STRATEGY」です。

東京都近代美術館他で開催されたドイツの写真家 Thomas Ruff（トーマス・ルフ）の展覧会に合わせて刊行されたカタログです。

２００５年に出版され瞬く間にSOLD OUTとなったJulian Germainの写真集「For Every Minute You Are Angry You Lose Sixty Second of Happiness」の2nd Edition。
ジュリアン・ジェルマンによるイングランドの南海岸の街の小さな家に一人で暮らす老人の静かな生活を収めた８年間のシリーズ。

Andreas Gursky（アンドレアス・グルスキー）は、超過情報の文化を表現できる現代アーティストの数少ないひとりであり、それをスーパーマーケットの商品、人込み、ゴミ、建築、自然などの画像を通じて行っています。
グルスキーの最終的なイメージの極端な詳細は、デジタル再構築によって実現され、鑑賞者に目まいのような効果をもたらし、完全な表現と完全な抽象の間を振動します。
グルスキーは、18世紀の壮大なものを現代のためにアップデートしたと言えるでしょう。 この出版物は、2007年から2008年の冬に著名なクンストムゼウム・バーゼルで展示された、展示に合わせて刊行されました。

日本の写真家 横田大輔（Daisuke Yokota）のファースト写真集「site/cloud」です。
ありのままを撮った写真ではなく撮影後に様々な加工を施す事によって新たに創り出す横田の写真作品は、記憶や感情を呼び起こさせる幽かな懐かしさ、妖しさ、美しさが宿っているようです。

日本の写真家 Daisuke Yokota（横田大輔）の作品集「Trail/Untitled」です。

日本の写真家 Daisuke Yokota（横田大輔）の作品集「Trail/野焼き」です。