flotsam books（フロットサムブックス）

スイス・バーゼルの写真家Nicole Zachmann（ニコール・ザックマン）のポートレイト写真集。80年代中期のポスト・パンクからポップカルチャーへと変化していく時代に彼女の周りの友人・知人のミュージシャンやアーティストたちをバーゼル、チューリッヒ、ミュンヘンで撮ったもの。当時のスイスにおけるカルチャー最前線の空気感や時代の匂いが伝わる一冊。

スウェーデンの写真家 Helga Harenstam（ヘルガ・ヘーレンスタム）の写真集「Stories for an 87-years-old lady」です。

ドイツ系スイス人アーティスト Susanne Meyer（スザンヌ・マイヤー）が、ノルウェー人のAmundという青年と恋に落ち、彼が94年に自ら命を絶つまでの間、二人で過ごした日々の写真や交わし合った手紙、貸し借りしたレコードのジャケットなどの記録を収めた美しくも切ない作品集。二人の親密なやり取りの断片から、私たち誰もが過去に持ち得る青春時代の愛と死の物語を思い起こさせる。

スペインの写真家 Rafael Arocha（ラファエル・アロチャ）の写真集「MEDIANOCHE」です。MEDIANOCHEはスペイン語で「Midnight : 真夜中」の意味。この作品で夜は私たちに光の少ない普遍的な方法で自分自身を示す機会を与え、動き出すように私たちを導きます。演劇性と解放の流れは、私たちを通して新しい方法で私たちを解き放ちます。私たちは私たちの秘密の欲望に近づくことができる場所、バーやクラブなどは私たちのパフォーマンスの舞台になります。
数年の歳月を掛け、すべてがひとつの夜に起こったかのようにまとめられた作品集です。

オンラインフォトスクール「BLANKPAPER」を主宰するスペイン人フォトグラファーFosi Vegue（フォシ・ヴェグ）の作品集。本書は中庭を挟んだ向かい側にある売春婦が客をとる部屋で見てはいけないものを目撃してしまった作者が、カメラの感度を大げさに上げて撮影したり、部分的に切り取ったりぼかすなどしてメッセージを作り変えて制作した作品を収録。強烈なノイズは我々の潜在意識になり変わっていき、精神領域が本能、欲望、矛盾のカタリスト（触媒）として性行為を執り行う。

本書は「2041」と名乗る作者がオンライン上のコミュニティへ次々と投稿していた自作のブルカ（イスラムで女性が着用する衣服）やニカブ（イスラム教徒の女性が着用するベール）を着用し撮られたセルフポートレイトをまとめた作品集。これらのセルフポートレイトからは多様なペルソナを持ち合わせると同時に、常に匿名性を持ったものになっている。「2041」の存在を知ったフォトグラファーのLewis Chaplin（Fourteen-Nineteen）による企画・編集。表紙に差し込まれたカードは差し替え可能となっており、本書内に表紙を含め計3種類のカードが同封されている。

オーストラリアの写真家 Bill Henson（ビル・ヘンソン）の写真集「1985」です。

Vladislav Krasnoshek と Sergiy Lebedynskyyによるウクライナの首都キエフでのデモ、ユーロマイダンを撮った写真集「EUROMAIDAN」です。自らの国で起こったこのデモに対して、無関心のままでいられなかった写真家らは直ぐにキエフに向かう事を決め、翌日には氷点下のこの広場にいた。この本は、ウクライナ革命中に行われ、完成した。

デンマークの写真家 Lasse Dearman（ラッセ・ディアマン）がLAを拠点して活動するパンクガレージバンドThe GardenのWyatt Shearsを撮った作品です。