flotsam books（フロットサムブックス）

ベルギーのファッションデザイナー Olivier Theyskens（オリヴィエ・ティスケンス）のアントワープのMoMu Fashion Museumで開催された展覧会 「She Walks in Beauty」にあわせて刊行された作品集です。
オリヴィエ・ティスケンスの洗練された感性は、1990年代後半のクチュール界のダーク・プリンスとして国際的な賞賛を得ました。
彼の最初のコレクションから、ロシャスでの新しいビジョン、ニナ・リッチでのパターンやテキスタイル、そしてセオリーでのデザインに至るまで、彼はクチュール、セミクチュール、プレタポルテのマスターであることを証明してきました。
上質なテーラリング、ロマンティックなシルエット、ゴシックな色調で知られるティスケンスは、手掛けるメゾンを次々と変貌させています。
本書は、国や文化を超え、ファッション界の移り変わりを映し出す、類まれな美意識の20年にわたる発展の軌跡を描いています。

毎年、ファッション界は新しいシーズンが到来したことを発表し、それによって新しいスタイルの服装と装飾が流行します。ファッションの体系的なバリエーションは、継続性と社会的現状を絶えず破壊または混乱させます。
1960年代まで流行に左右されない装飾品であった「アンチ＝ファッション」は安定性と伝統の維持に依存しており、悲惨な変化の完全なアンチテーゼでした。
ファッションとアンチ＝ファッションをテーマに人類学者のTed Paolhemusらが論考を加えた1冊。

身につけられるアートの現代的な動きを例示するコート、ジャケット、ハンドバッグなどの衣服を紹介しています。

アントワープの６人、マルタン・マルジェラ、ラフ・シモンズ、ベルンハルト・ウィルヘルム等、現在もなお注目されているベルギーファッションデザインの現在をまとめた１冊。

Terry Jones（テリー・ジョーンズ）編集によるi-Dに掲載された写真を中心にまとめられたCOMME des GARCONS（コム・デ・ギャルソン）のデザイナー川久保玲（Rei Kawakubo）作品集「Rei Kawakubo」です。

５０年代、６０年代そして７０年代を通して最も斬新なファッションデザイナーの一人である、ルディ・ゲーンライヒの業績をまとめた1冊。 彼のお気に入りだったモデル、PEGGY MOFFETと、夫でもある写真家William Claxton（ウィリアム・クラクストン）によって制作されています。

ファッション・デザイナー Martin Margiela（マルタン・マルジェラ）のエルメス時代の仕事をまとめた展覧会「Margiela: The Hermes Years」にあわせて刊行されたカタログです。

イタリアのStazione Leopoldaで開催された 「UNIFORM」（ユニフォーム）展のカタログです。本書は、社会的機能の変化を探るために、織物、広告キャンペーン、アイコンの衣服、象徴的なイメージ、漫画、そして映画など広範囲にわたり、ファッションの歴史と現在である複雑なシステムの旅程を遡って、ユニフォームの言語と美学の前例のないデコードを提供します。

テキスタイル・アーティスト Sheila Hicks（シェイラ・ヒックス）の作品集「Weaving as a Metaphor」です。
この興味深い本では、シェイラ・ヒックスが過去50年間に制作してきた織物と鍛造の小さな作品を検証しています。独特の色彩、思慮深い構成、物語性を持つこれらのミニチュア作品は、アーティストの作品へのアプローチの出現と連続性を明らかにします。

マルタン・マルジェラが1997/98年冬のコレクションで、彼女たちのファーウィッグを使った事でも有名なドイツ人デザイナーデュオ（デジレ・ハイスとイネス・カーグ）「BLESS」の10年の活動を記録した限定写真集です。