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Vilnius Nightlife Graphics 1992–2024

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Ringailė Demšytė(リンガイレ・デムシュテ)が手がけた書籍『Vilnius Nightlife Graphics 1992–2024』は、フライヤーやポスター、それらを制作した人々を通して、ヴィリニュスのナイトライフのビジュアル史を記録し、30年以上にわたる文化の記憶を保存する一冊です。

過去3年間、リンガイレは、ナイトライフ文化にまつわる、壊れやすく忘れ去られがちな資料を何百点も調査・収集してきました。フライヤーは本来、一時的なものとして使い捨てられることを想定していましたが、彼女が粘り強く探し続けたことで、引き出しやアーカイブの中にしまわれていた資料が見つかり、それらを組み合わせることで、街の創造的なエネルギーを伝える独自の記録が生まれました。

1990年代初頭のDIYによる実験的な試みから、2000年代の大規模なクラブイベント、クィア・パーティー、アンダーグラウンド・レイヴ、ファッションショー、実験的なアートシーンまで、本書は30年間にわたるヴィリニュスのナイトライフ・グラフィックスの全貌を捉えています。

本書には、厳選された400点以上のビジュアルに加え、この分野を代表するアーティスト8人へのインタビューが収録されており、ヴィリニュスのナイトライフ・デザインの変遷をたどることができます。テーマ別の章を時系列に沿って構成し、草の根的な活動から、専門的に制作されたポスターの台頭、そして最終的にデジタル・コミュニケーションへと移行するまでの、街のクラブ文化の歩みを追っています。リンガイレ自身がデザインを手がけた本書は、これらのビジュアルと物語を美しく仕上げられた一冊にまとめ、次世代の読者やヴィリニュスの文化史を記録する人々に届けます。

私たちにとって、本書は単なるデザイン・アーカイブではありません。ヴィリニュスそのものについての物語です。街のさまざまな場所に人々が集い、ナイトライフの中で創意工夫が花開き、音楽とビジュアル・カルチャーが独自の都市アイデンティティを形づくってきた過程を伝えています。1990年代から2000年代初頭にかけて、こうした文化は特に重要な意味を持っていました。ソ連崩壊と独立を経て、リトアニアが欧州連合(EU)への加盟を目指す中、新たな国家としてのアイデンティティを築いていた時期だったからです。

【Artist】Ringailė Demšytė(リンガイレ・デムシュテ)
【Designed by】Ringailė Demšytė
【出版社】ARÖK 2026年
【装丁】Softcover
【ページ】388 pages
【サイズ】240mm × 170mm
【状態】A: New
【ISBN】9780979069895

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