ピア=ポーリナ・ギルモス 写真集: PIA-PAULINA GUILMOTH: Flowers Drink the River
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Pia-Paulina Guilmoth(ピア=ポーリナ・ギルモス)の写真集『Flowers Drink the River(花は川を飲む)』は、泥と土と石に包まれ、森の地面が光る露で濡れた夢のような風景を描き出します。
ピアはラージフォーマットカメラと緻密なアナログ技術を用い、自身の暮らす森や野原、川の日常の中に、魅惑的で神秘的な存在を見出します。光のゆがみや発光する幽霊のようなものが写り込んだピアのぼんやりとした写真は、まるで儀式の最中に宙吊りにされているかのような感覚をもたらします。
この作品は、ピアの性別移行の初めの2年間にわたって撮影されました。舞台はアメリカ・メイン州の田舎町。そこは保守的な土地柄である一方で、ピアはトランス女性として生きることの美しさと恐怖を、コミュニティの人々と共に記録していきます。
蛾や蜘蛛の糸、泥まみれの絡み合う身体、燃える家、木の枝から互いに排尿する恋人たち、夜の動物たち、恍惚とした儀式──そんな光景がフラッシュに照らされた風景とともに登場します。月明かりのもと、人と動物と土地の境界はやわらかくなり、溶け合っていきます。
『Flowers Drink the River』は、しばしばそうしたものが欠けているこの世界において、美しさ、抵抗、安全、そして魔法を探し求めるアニミズム的な旅なのです。
それは、地方に住む労働者階級の人々、トランス女性、レズビアン、クィアの人々、そしてメイン州の奥地へのラブレターでもあります。ピアは、ほんの少しだけ手の届かないユートピアを自ら創りながら、美しさと帰属の感覚を見出していきます。
ピアの写真は、自然との共創という忍耐強い行為から始まります。蜘蛛の糸や花などの自然素材で繊細な彫刻のようなものを作り、それに風、水、光、あるいは迷い込んだ蛾などが予測不能なかたちで作用するのを、彼女はじっと待ちます。ときには、何夜もかけて動物との信頼関係を築くことも。
【Photographs by】Pia-Paulina Guilmoth(ピア=ポーリナ・ギルモス)
【出版社】Stanley/Baker 2024年
【装丁】Hardcover(ハードカバー)
【ページ】80 pages with col. illus.
【サイズ】30 x 24 cm
【状態】A: New
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