リトアニアの写真家 Rimaldas Viksraitis（リマルダス・ヴィクスライティス）の写真集「At the Edge of the Known World」です。 ヴィクスライティスの写真の並外れた質は、私たちに世界のすべてのお金では買えない何かを与えてくれるということです。 そこにいるという感覚。 彼は、自分や他の人々の人生の瞬間、真実、狂気、不穏、忌避的かもしれない瞬間のイメージを私たちに提供します。 彼の視聴者が誰であるか、その瞬間に私たちがどのように感じるかに依存します。視聴者に参加してもらうのは簡単そうにみえます。 しかし、カメラの存在にもかかわらずタッチの軽さを維持し、特にアルコールが満ちており、室温が上昇するのをほとんど感じることができる場合、有効なイメージを浮かび上がらせることは素晴らしい仕事です。

フランスの写真家 Camille Vivier（カミーユ・ヴィヴィエ）の写真集「TWIST」です。
曲線的な女性の裸体と、擬人化されたアヴァンギャルドな彫刻という異なる２つの世界が出会います。これらの彫刻は人の身体を模しています。
作者は起伏のある形を官能的に描き出しました。不合理で神秘的な世界観は、ありふれたものが持っている違和感を浮かび上がらせます。女性らしさの表現は、我々が普段目にするものよりもずっと抽象的で優しい。豊満でありのまま、官能的でありながら非現実的な身体と彫刻は、我々の視線を惹きつけて離さないでしょう。

エクアドルを代表する写真家Emmanuel Honorato Vazquez（エマニュエル・ホノラト・ヴァフキス）の作品は、1924年に夭折して以来秘匿されており、その映像遺産として重要です。 エマニュエル・ホノラト・ヴァフキスは、並外れた美しさの悲劇的な歴史を持っています。彼の時代の保守的な社会は彼の仕事が消えることを望んでいたでしょう。彼は抑圧できない活力のある反抗的でボヘミアンで反聖職者の男を軽蔑しました。 この本はこの偉大な芸術家の創造的な熱情とラテンアメリカが明らかに現代の旋風に目覚めた歴史の時代についての最小限の紹介です。

イタリアのフォトジャーナリストでドキュメンタリー写真家のMattia Vacca（マッティア・ヴァッカ）による写真プロジェクト「A Winter’s Tale」です。 本書はイタリア、アルプスのシニャーノという町の古代のカーニバルの伝統を取材しています。 針葉樹林と高山の牧草地に囲まれた緑の谷で、シニャーノ村はコモ湖に面した貧しい山に埋まっています。 シニャーノの最も古い伝統の一つはカーニバルであり、それは非常に独特な方法で毎年祝われます。の小さな通りを歩いていると、さまざまな覆面の人物に出くわすかもしれません。祝宴は最終日のパレードで最高潮に達し、すべての主役たちが、カーニバルの精神と伝統を最大限に生かして衣装とパントマイムを静かに競い合います。 パレードは寓話や象徴であふれ、移住者の運命に向かって再び村を離れなければならない人々の別れを描いています。事実、シニャーノのカーニバルの起源は、この地域の多くの村に共通していた過去に遡ります。 彼らは空のスーツケースを持っていくだけで、家に帰る日のためにそれを満タンにしたいと願った。このようにして、カーニバルの終わりは、男性の出発と女性の孤独を定めている。規則も法律もない、自然発生的で無政府的な祭りが、人々の精神と特徴的な木製の仮面を折る職人たちのおかげでのみ、生き続けています。

ロシアの写真家 Ekaterina Vasilyeva（エカテリーナ・ヴァシリエワ）の自費出版写真集「Afuter the Firebird」です。本書ではエカテリーナの祖父母の出身地である、プスコフ地方（ロシア）での7年間のプロジェクトをまとめています。

フランスのアーティスト Fabienne Verdier（ファビエンヌ・ヴェルディエ）の作品集「PALAZZO TORLONIA」です。 2009年9月から2010年6月まで、ファビエンヌ・ヴェルディエは自分の思惑を上回る芸術的挑戦を行いました。 彼女のスタジオで毎日、ローマの16世紀の宮殿であるトルロニア宮殿の壁に仕立てられた4つの記念碑的なフレスコ画に取り組みました。 ほぼ10カ月の間、写真家のフィリップ・シャンセルのレンズは、これらのフレスコ画の進化とアーティストの作品（アーティストのスタジオや仕草、芸術的な世界）を写しました。 このユニークな芸術的創造物から映画とこの本が生まれました。

ロッテルダムに拠点を置く写真家Ari Versluis（アリ・ヴェルスルイス）とスタイリスト Ellie Uyttenbroek（エリー・イッテンブローク）のプロジェクトをまとめた写真集「Exactitudes」です。様々な社会的集団のドレスコードへの関心からインスピレーションを得て、体系的にドキュメントしたプロジェクト。同じような格好の人たちを並列に並べることで、一見カルチャーやファッションを表しているようでもあるけれども、アイデンティティを問うているようにも見受けられる。

ベルギーの写真家 Thomas Vandenberghe （トーマス・ヴァンデンベルグ）の写真集「Can’t Pay You To Disappear」です。初期のきれいなミニマムなイメージから、コラージュの実験や写真への物理的介入まで、愛、死、強迫観念などが混じり合う絶え間なく変化する写真と自身の関係とを解明しようとします。本書の画像は暗室プリントからスキャンされ、ほとんど実物大のサイズであり、写真家のプロセスと発展に貴重な洞察を与えます。

イタリアのアーティストGiorgia Valli（ジョルジア・ヴァリ）の写真プロジェクト、ブロンクス動物園での展示「World of Birds」をまとめた写真集「AVES MEI」です。各写真は、ペイントされた背景と合成された葉の環境にとまる生きている鳥を描き、 鳥の自然な生息地を再生させています。

ビートルズのアルバム「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」のカバーワークのコラボレーターとして知られるアメリカの写真家 Al Vandenberg（アル・ヴァンデンバーグ）の初の写真集「On a Good Day」です。1970年代から80年代のロンドンのストリートのポートレートをまとめています。 「若いというのは素晴らしい時間です。それは愛、夢、希望にあふれているすばらしい創造のための時間です。家から離れ、両親から自由になって、そして自由を創り出します。あなたは、何でもなれて、何でも出来る可能性を感じます。未来はとてもポジティヴに見えます。」- Al Vandenberg

オランダの写真家 Loek van Vliet（レーク・ヴァン・フリート）の写真集「Cacred Grounds」です。この本でLoek van Vlietは特定の風景、オランダの静かなエリアを撮っています。政府が音を規制したこの区画されたスペースは人口密度の高いヨーロッパの高度な工業地域とは対照的に植物や動物の自然な音を楽しむことが出来ます。それは人間の成長欲求や、環境に対する私たちの態度に警鐘をならしているようです。またそれだけでなく、Loek van Vlietはネーデルラントの厳粛な素晴らしさと美しさを写し撮る事に成功しています。

カリフォルニア出身、現在メキシコ在住の写真家 Yvonne Venegas（イヴォンヌ・ヴェネガス）の写真集「Maria Elvia de Hank」です。

Juan Diego Valera（フアン・ディエゴ・ヴァレラ）の写真集「DIENTE DE CHUCHO」です。知らない場所での混乱（confusion）と混乱した（disoriented）写真家が続ける警告の状況を観察しており、それは制御不能な状況に陥っています。明らかに一般的な風景やスペースを想起させます。ここでは、人的要因が客観的な感情を分離する事ができない著者のより単純な画像の反復として使用されています。

オンラインフォトスクール「BLANKPAPER」を主宰するスペイン人フォトグラファーFosi Vegue（フォシ・ヴェグ）の作品集。本書は中庭を挟んだ向かい側にある売春婦が客をとる部屋で見てはいけないものを目撃してしまった作者が、カメラの感度を大げさに上げて撮影したり、部分的に切り取ったりぼかすなどしてメッセージを作り変えて制作した作品を収録。強烈なノイズは我々の潜在意識になり変わっていき、精神領域が本能、欲望、矛盾のカタリスト（触媒）として性行為を執り行う。

国際的に評価の高いイタリアのアーティスト Paolo Ventura（パオロ・ヴェンチュラ）の作品集「Lo Zuavo Scomparso」です。記憶に焦点を当て、記憶の独自の構造を元に現実や過去や空想の間を行き来しながら、シュールで夢幻的な作品が並びます。

ドイツの写真家 Daniel Reuter（ダニエル・ロイター）の写真集「HISTORY OF THE VISIT」です。