1990年代ニューヨークのファッションシーンから登場したSusan Cianciolo （スーザン・チャンチオロ）は、自身のブランド "RUN" でカルト的なファンを獲得しました。 2000年代初頭にファッション界を去って以来、チャンチオロは記憶と精神を掘り下げたアート作品で有名になりました。テキスタイル、絵画、描画、工芸の言語を自然界と融合させ、彼女は謙虚さと巨大さの両方を同時に呼び起こします。 このアーティストブックでチャンチオロは、彼女と家族にとって特に身近な、ラブウェル湖周辺の木々や土地、その他の緑豊かな地域への愛情を記録しています。

1989年、パリのCafe de la Gareで開催された、マルタン・マルジェラのデビューショー。 ショーのVHSからキャプチャされた静止画で作られた、超ローファイ＆ファンzine。100部限定。

ベルギーの美術館 MoMu で開催された「Masquerade, Make-up & Ensor」 は、光、色、アート、ファッション、メイクアップが融合したマルチメディア展覧会で、ファッションの画家、つまりメイクアップアーティストとヘアアーティストを称えるものです。 本ZINEはこの展覧会の主役の 1人である、ベルギーと世界のファッション界で名を馳せているメイクアップ アーティストのInge Grognard（インゲ・グロニャール）と Martin Margiela（マルタン・マルジェラ）が同名のメゾンのために作成したメイクアップ ルック (1988年から 2008年) のセレクションが掲載された 24 ページの小冊子です。 片面にはマルジェラによるアニア・マルチェンコの肖像画の絵が描かれ、もう片面にはグロニャールが使用した道具とマルジェラのコレクションに関する短い文章が書かれています。

「BIll」ベルギーのグラフィックデザイナー Julie Peeters（ジュリー・ピータース）とElena Narbutaite（エレナ・ナルブタイテ）が編集とデザインを担当したテキストに邪魔されることなく写真ストーリーを視覚的に読むことを優先する年刊誌です。 この号は、12種類の異なる用紙にCMYK、シルバー、白黒で印刷されたオフセット印刷の192ページと、和綴じの見開きページで構成されています。 Ketuta Alexi-Meskhishvili、フィルムメーカーGillian Garcia、スイス人ビジュアルアーティストのBeat Streuli、ホンマタカシ、Adrianna Glaviano、フランス人ビジュアルアーティスト Mimosa Echard、イギリス系パレスチナ人アーティストのRosalind Nashashibiの他、Martiniano shoes、アムステルダムの写真スタジオBlommers/Schumm が寄稿しています。

本書タイトルの「To Take Your Heart in Your Teeth」は、恐れにも負けず勇敢に進むという意味のルーマニアのことわざです。 何世代にもわたって女性たちによって作られてきたルーマニアのブラウスという民族衣装は、激しい変化の時代を通してその言語を確保してきました。 この本は、ルーマニア北東部とウクライナ西部の新石器時代の始まりから、フォークリバイバルの時代、共産主義時代、そして共産主義後のこの地域からの移民まで、ブラウスの文化的かつ歴史的な伝記です。 恐れにも負けず勇敢に進む「To Take Your Heart in Your Teeth」は、何世代にもわたる回復力のある女性たちへの連帯を示すオマージュであり、この女性らしい不屈の精神のデザイン品質と、生き残るために彼女たちが作った衣服の魅力を書き出しています。

イタリアのファッションデザイナーRicald Tischi（リカルド・ティッシ）のコレクションにインスパイアされて作成され、ショーや広告キャンペーンで使用されたM/M (PARIS）の作品集「THE GIVENCHY FILES」です。

ピーターとジェラードは10年間にわたって服を作り続けてきました。 彼らの各シーズンの衣装は、次のような幻想的な過剰を持つミューズたちからインスピレーションを得ています。 アーティスト、ガートルード・スタインのディナー、トーニャ・ハーディングがライバルスケーターのナンシー・ケリガンに襲いかかった事件、デンマークのクリスティーナがヘンリー8世に「予備の頭があれば結婚する」と言った要求、ブライアン・デ・パルマの『キャリー』で豚の血をかぶったり、テレンス・マリックの『地獄の逃避行』で無邪気に殺人を犯したりするそばかすのある永遠のティーンフェイスのシシー・スペイセク、妄想的なシェリー・デュヴァル、そしてマイク・リーの『Nuts in May』の正義感あふれるガーディアン読者タイプのキャンディス・マリーなどです。

これは、分野を超えて自由に活動したイタリアのポストモダニズムのユニークな人物であるアーティスト兼ファッションデザイナーのCinzia Ruggeri（チンツィア・ルッジェリ）に関する初の大規模な調査です。 衣服やアクセサリーから家具や照明、さらにはこれらのオブジェクトを含む彫刻インスタレーションに至るまで、ルッジェリは想像力豊かで挑発的、エレガントで予測不可能な世界を創造し続けました。 ルッジェリは 1977 年に自身のファッション ラインを設立し、ジッグラトやイタリアの形状の表現などの建築と幾何学を使用することですぐに知られるようになりました。 生前、彼女はブライアン・イーノ、オッキオマジコ、アレッサンドロ・メンディーニ、カーサ・ヴォーグ、メゾン・カルヴェン、スタジオ・アルキミアとも仕事をし、コラボレーションしました。 このカタログは、MACRO（ローマ現代美術館）がミラノのArchivio Cinzia Ruggeriと協力して実施した調査によって、ルッジェリのキャリアの最も完全な概要を提供します。

イギリスの出版社 BARON は、Joakim Andreasson（ヨアキム・アンドレアソン）が2015年から2017年までの3年間に撮影した2005s/s以前のHELMUT LANG（ヘルムート ラング）のオリジナル・デザイン10,300点以上の写真と関連資料を編集したブックを発表します。 この本には、元デザイナーのアーカイブが保管されていたSOHO（ニューヨーク）のビルを襲った、今では悪名高い2010年の火災から救い出され、数年後に売却されたアパレルとアクセサリーを視覚的にまとめられています。 アンドレアソンによる写真は、これらの販売のための視覚的なサポートとして用意されたもので、大惨事の状況によってあらかじめ決定された編集で、ヘルムート ラングのデザインの重要かつ比類のない調査として機能しています。

Stone Islandの30年を振り返る一冊。 アーカイブの中から300点以上のアイコン的アイテムを写真で紹介。 スポーツウェアの改革を行ったブランドの歴史。

Ursula Rodel（ウルスラ・ロデル）はスイスで最も有名で影響力のあるファッションの先駆者の一人です。 彼女の仕事では、ファッション、デザイン、芸術が融合し、極端な人生に満ちていました。 田舎娘だった彼女は、ニューウェーブのアイコンへと成長し、後に国際的に人気のあるコスチュームデザイナーとなり、自身のファッションブランド THEMA SELECTION を設立し、カトリーヌ・ドヌーヴなどの映画スターに衣装を提供しました。 プロとして急成長を遂げたにもかかわらず、ウルスラ・ロデルは生涯を通じて自分自身に忠実であり続けました。彼女の伝記は型破りで華やかです。 このファッションデザイナーの遺品を入手したチューリッヒ州立美術館での展覧会に合わせて出版された作品集。

スタイリスト 小山田孝司（Koji Oyamada）の作品集「なにがみてるゆめ」です。 2020年から2023年にかけて小山田は友人、知人たちに声を掛けて、彼らの生活する場所や小山田と共に訪れた場所で、当日着ているコーディネイトに小山田の集めてきた洋服やアクセサリーを一点足してポートレートを作成しました。 写真家は小山田と親交のある23人が担当しています。 それはポートレートであり、ファッションスナップであり、ドキュメントでもあるようで、小山田の作品であり、写真家の作品でもあり、被写体一人一人の作品でもあり、色々な境界が穏やかに混ざり合っているような心地よいカオスのような作品集です。

スタイリスト、ファッションエディターのJoe McKenna(ジョー・マッケンナ)自身が発行した雑誌 Joe's magazineの２巻セットです。

Terry Jones（テリー・ジョーンズ）編集によるi-Dに掲載された写真を中心にまとめられたRaf Simonsの作品集「Raf Simons」です。

kudos とflotsam booksのコラボTシャツ "THIS BOOKSTORE IS CLOSED ALMOST EVERYDAY."のビジュアルを鈴木親（Chikashi Suzuki）が撮り下ろした作品をまとめた限定zineです。

トゥールーズ高等芸術・デザイン学院（isdaT）の装飾芸術コレクションから撮影した画像を集めた「Formes」シリーズの第2弾となる本書では、Valerie VernetとAnne Jourdainが、「あらゆる時代、あらゆる国」の衣類、装飾品、衣服に焦点を当て、黒色またはカラーで描かれたものを選んでいます。 Stereo Buroのグラフィックデザイナーと写真家Jules Severacは、「ancient peoples（古代の人々）」に対する西洋の歴史的概念に対する形式的インスピレーションと考察の源として、この新しい図像群に命を吹き込みました。

雑誌「SWITCH」が追いかけてきたCOMME des GARCONS の軌跡を余すことなく収録した、完全保存版の特別編集号。 川久保玲がデザインするCOMME des GARCONSの世界に、わたしたちはいつも革新に満ちた新しい何かが始まる時の、美しい混沌を見ることができる。次にどうなるのか、わたしたちは創造の目撃者なのだ。たえず新しいデザインに挑戦する勇気、川久保玲の視点を通じてわたしたちはクリエイティブとビジネス、時を牽引する滑車としてその二つの要素を重ね合わせた至福を見つめることができる。 COMME des GARCONS 50年の軌跡を振り返るのではなく、明日の50年に向けてこの特集はある。なぜなら川久保玲の世界は未来を指し示す芸術だからだ。（出版社HPより）

「HARD-SHELL®」は、Joshua P. Matthews （ジョシュア・P・マシューズ）によるArc'Teryxアウターウェアの生きたアーカイブを掲載しています。この本は、ニューヨークでの14年以上に渡る自転車生活の公式記録であり、マシューズの作品集となっています。 2008年から地下鉄に乗らないことを決意したマシューズが使用した、Arc’teryxの全天候対応サイクリング用品、アクセサリー、紙資料で構成されています。 著者のエッセイとともに、これらの記事は、ブランドの革新的な歴史とマシューズの自転車との限りない関係の対称性を示しています。

ネクタイは、その着用者、社会的地位、美的嗜好、政治的スタンスなど、多くのことを明らかにするものです。 17世紀初頭から20世紀初頭まで、さまざまな生地、色、結び方を組み合わせて、男性の、時には女性の首元を飾ってきました。 今日、ネクタイは再び流行し、アクセサリーとして新たに解釈され、伝統が問い直され、ネクタイを着用する適切な文脈も問われています。 この新しい本は、チューリッヒのスイス国立博物館が所蔵する膨大なコレクションとアーカイブをもとに作成されました。

Susan Cianciolo（スーザン・チャンチオロ）は、創作するものすべてに愛情を注いでいます。 その中には、ファッション、クラフト、アートといったカテゴリーにとらわれない、書籍、劇場用コスチューム、映画、儚いものなどのデザインも含まれています。 近年では、ニューヨークのBridget Donahue Gallery、ロサンゼルスのOverduin & Co.、South London Galleryで展覧会を開催し、チャンチオロの優しい感性への称賛の声が寄せられています。 彼女の作品は、私たちの衣服への理解を、流行という浮世離れした世界から、精神性と想像力の認識へと導いてくれます。