【Photographs by】Knut Egil Wang(クヌート・エギル・ワン)
【出版社】Journal 2023年
【装丁】Hardcover(ハードカバー)
【ページ】96 pages with 54 color images.
【サイズ】21.1 x 14.5 cm
【状態】A: New
「Junte(ヤンテ)」とは、スカンジナビア人なら誰でも知っています。
「ヤンテの掟」はデンマークとノルウェーの作家アクセル・サンデモーセの小説『En flyktning krysser sitt spor』(1933年初版、1955年改版)に挿入される架空の戒律のことです。
小説の中の「ヤンテ」は、ヤンテの掟が人々がお互いを、そしてそれによって自分自身を抑圧する力を表現した小さな町です。
例えば、
自分がひとかどの人物であると思ってはいけない
自分が我々と同等であると思ってはいけない
自分が我々より賢明と思ってはいけない
自分が我々より優れているという想像を起こしてはいけない
など、モーゼの十戒になぞらえた平等主義を志向する標語として10箇条を処世訓として紹介しています。
サンデモーセ の「ヤンテ」のモデルは、デンマークのニュークビング モルスの町です。
この本に掲載されているイメージは、2017年の夏にそこで撮影されたものです。
「ヤンテの掟」は、スカンジナビア人が何者であるかについて何かを語っているのだろうか?「ヤンテの掟」をフィルムに収めることはできるでしょうか?
それがクヌート・エギル・ワンが知りたかったことです。