【Photographs by】Marie Bovo(マリエ・ボヴォ)
【出版社】Editions Xabier Barral 2020年
【装丁】Hardcover(ハードカバー)
【ページ】160 pages with 119 col. illus.
【サイズ】25.5 x 21 cm
【状態】A: New
このモノグラフは、Marie Bovo(マリエ・ボヴォ)の作品の全貌を網羅しています。
フランス人写真家ボヴォは、多様なコミュニティが占有する夕暮れ時の物理的な空間を撮影し、画像からは見えないが人間の存在を示唆する痕跡を求めています。
マルセイユを拠点とする写真家は、地中海沿岸やアフリカ沿岸の様々な場所に焦点を当てています。マルセイユの中庭、ケバブレストランやロマニキャンプ、アルジェの空きアパート、ガーナの野外キッチンなどです。
「私が興味を持つのは建築ではなく、それがどのように使われ、どのように生活しているかということです」とボヴォは言います。
ボヴォは大判カメラで自然光の中で長時間露光し、細部までとらえています。時間と動きは、彼女のイメージを構成する要素であり、見る者をあらゆる要素の吟味へと誘います。
物体はイメージからイメージへと消え、光はほぼシュールな色合いで薄れ、写真は絵画的なものになります。この過去と現在の間の恒久的な揺らぎは、来るべき多くの物語を暗示しています。