【Photographs by】Collier Schorr(コリエ・ショア)
【出版社】MACK 2019年
【装丁】Hardcover(ハードカバー)
【ページ】144 pages with col. and b&w illus.
【サイズ】31 x 24 cm
【状態】A: Like New: コリエとポール両名のサイン入
アメリカ人フォトグラファー、コリエ・ショア(Collier Schorr)の作品集。
「一般的に『若さの本質は若さである』と認識されている。でも、本当はそうではない。実は若さの本質とは過去である。若さとは、若い男性が憧れの眼差しで覗き込む水面ではない。それは、年齢を重ねた男たちが、自分たちの肉体があの頃からどれほど遠く離れてしまったのかを見定めようと凝視する水面である。」
―コリエ・ショア
作者は、アーティストでモデルの若いフランス人、ポール・ハメリン(Paul Hameline)と2015年にニューヨークで出会った。
ポールは友達の紹介で作者の家にオーディションのような顔合わせの撮影(go-see)を受けに行った。この時初めてフォトグラファーは、ファインダーを通したモデルがどう見えるかを知ることができる。
ポールの家族はパリのマレ地区に住んでいて、作者がパリに行くときにいつも泊まるホテルはその目と鼻の先にあった。そのことがきっかけで彼らはよく会うようになり、作者がポールの実家に立ち寄り、たわいもない話をしながら撮影するという2人のプロジェクトは2年間続いた。
この背景にあるアイデアは、社会的な空間やお互いの魅力や空想を理解しようと彼の身体と彼女の視線が交わす会話として、ポールと作者が写真を体験するというものだった。
こうしてできた写真の多くは『Re-Edition』誌に掲載された。同誌でのストーリーを拡張した今回の写真集は、この上なくシンプルな動きや服を脱ぐという行為の様々な段階を見せることによって、フォトグラファーとモデルが高い水準で理解に到達する方法を描いたスケールの大きい作品になっている。