【Photographs by】Fukase, Masahisa(深瀬昌久)
【出版社】MACK 2017年
【装丁】Hardcover, Slipcase(スリップケース入りハードカバー)
【ページ】136 pages with b&w photos.
【サイズ】26.3 x 26.3 cm
【状態】B: Very Good: スリップケース角少潰れ
日本の写真家 深瀬昌久(Masahisa Fukase)の写真集「鴉 : RAVENS」です。
写真という媒体の歴史の中で最も重要な写真集の一つとしていつの時代にも高く評価されてきた写真家・深瀬昌久の『鴉』は、1986年に初版が刊行され、その後、2度復刻されているが、いずれも限定部数での発行だったこともあり、直ちに完売となっている。
今回の復刻版では、初版のレイアウトやデザインを踏襲しつつ、新たに深瀬昌久アーカイブスのトモ・コスガによるテキストを収録。近年、トモ・コスガによって発見された深瀬の未発表作品やドローイングを多数引用しながら、知られざる深瀬昌久の作品と人生の交差を読み解く。
記憶に残る名作である本シリーズは、深瀬が妻との別離を起因とした悲しみに暮れながら故郷に向かった旅を出発点とし、1976年から1986年にかけて撮影された。北海道の海岸沿いの景色を背景に、深瀬はどこか寂寥の気配を漂わせる鴉の群れを幽玄な写真に収めている。