【Contributions by】John Dower, Anne Nishimura Morse, Jacqueline Atkins et al.
【出版社】Museum of Fine Arts 2012年
【装丁】Hardcover(ハードカバー)
【ページ】176 pages with col. illus.
【サイズ】25.4 x 24 cm
【状態】A: New
近代化にはさまざまな形態がありましたが、軍国主義が世界を侵略する前の激動の時代には、きらびやかな消費文化が最も目に見える形で関連していました。
西洋のジャズ・エイジの流行や新技術が氾濫する中、日本の大都市、特に東京は、デパート、カフェ、茶屋、映画館、社交ダンスホールなどの活気ある通りを、新たに解放された世代に最も魅力的な場所として提供しました。
近代建築、工業デザイン、ファッションは伝統的な芸術の影に隠れ、日本は国際的な舞台で活躍することを目指したのです。
本書は、第二次世界大戦までの数年間、デザイナーやアーティストが、日本におけるモダンとは何かを様々な方法で視覚化したことを検証しています。戦車や近未来の街並みが描かれた着物、洋装のボブヘアーのおしゃれな日本女性の絵、工場や農業の労働者が連帯しているビラなど、驚くべきイメージが満載です。
日本美術・歴史研究の第一人者による論考は、日本社会におけるさまざまな緊張関係を明らかにし、このような権力、進歩、美のイメージが、このもろい時代に、いかに、なぜ国民が近代性を祝い、新しい目的へと転換させることができたのかを示しています。